「やらないこと」をやってみる(柔軟性) - 介護リーダー育成のエキスパート 社会人基礎力研修|日本キャリアート

「やらないこと」をやってみる(柔軟性)

2010年8月16日

「相手の意見や立場を尊重し理解する」ためには、「自分のルールややり方」、つまり自分の「思考パターン」「行動パターン」を一度捨ててみることです。私たちは、自分でも気がつかないうちに、自分なりの固定観念をつくりがちです。以前に、当時の総理大臣が「私は、○○党をぶっこわす!」と発言されました。ことの善し悪しは別として、「自分という壁をぶっこわす」つもりで取り組んでみては、いかがでしょうか。
具体的には、次のようなことがあげられると思います。

①いつもの通勤・通学などの道とは違う道を歩いてみる。いつも降りる駅のひとつ手前で降りてみる。
②日ごろは訪れない街や店へ行ってみる。そして、その街や店の良さを感じてみる。
③本屋さんや図書館にて、日ごろは足を踏み入れないコーナーへ行き、偶然手に取った本を読んでみる。
④朝型なら、夜更かしして深夜番組を見てみる。夜型なら、朝早く起きて時間を有効活用してみる。
⑤目的地を決めないで、ブラリと出かけてみる・・・など

このときに大切なことは、やってみる前とやった後の感想を比較してみることです。きっと新たな発見があることでしょう。 最近、日本人の留学生が減っていますが、海外留学も「自分という壁をぶっこわす」うえでは、有効な手段です。私自身も、大学時代、社会人時代と海外に留学する機会に恵まれました。そこで体験した異国の価値観、異国の報道を通して知る日本、などから大きな影響を受けました。「相手(異国)を知ること」も大きな成果でしたが、予想に反して「外から自分(自国)を見ること」ができたことの方が大きな成果でした。 さあ、あなたはどんな「やらないこと」に挑戦してみますか?(文責:古木)

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