2010年7月16日
発信(アウトプット)には、「書く力」「話す力」があります。一方、受信(インプット)には、「読む力」「聴く力」があります。そして、この両者をつなげる機能が、「考える力」となります。こられの「五つの力」は、相互に強く関連しています。よい発信をするためには、よい受信、つまり「読む力」「聴く力」が求められるのです。日頃は、つい無意識に読んだり聴いたりしてしまうことを、有意識(無意識ではなく)をもってすることにより、発信力の強化につながるのです。わかりやすい文書や、わかりやすい説明に接した時には「なぜわかりやすいのか」、わかりにくい時にも「なぜわかりにくいのか」「どうすればわかりやすくなるのか」と。そのように意識しながら受信していますと、わかりやすく発信するポイントが見えてきます。
「わかりやすく発信するポイント」は、以下の通りです。
①立場(読み手と書き手・聴き手と話し手)と目的(文書・説明)を明確にすること
②結論が先、理由はその後、箇条書き
③短文であること
④数字、固有名詞により具体化すること
⑤主観的意見と客観的事実を区分すること
以上のポイントを意識するだけで、文書や説明は相当わかりやすくなるはずです。
新聞や書籍、周囲の会話やテレビでの話など、ぜひ文章を意識しながら読んだり聴いたりしてみてください。慣れないうちはたいへんかと思います。しかし、徐々に今までは気づかなかったことが見えてくることでしょう。(文責:古木)