■ごあいさつ
暑中お見舞い申し上げます。
ご無沙汰しておりますが、暑さ厳しい中、いかがお過ごしでしょうか。
さて、ついに「TOKYO2020」」が開会しました。
開催には賛否両論ありますが、やる以上は、アスリートにはベストなパフォーマンスを発揮していただき、それが世界でコロナと戦っている方々の勇気や希望に届けと願うばかりです。
■なぜ今「部下指導」か求められているのか
まず、次の「若者に対する指摘」をご覧いただき、どのように感じますか。
根性がない、仕事をしようとしない、我慢しようとしない、礼儀を知らない、社会的常識がない、など。
「よくぞ言ってくれた」「うちの若者そのものだ」などと膝を打ったりしていませんか。これらの言葉は、約48年前の1973年に発行された本に記されていた内容です。
つまり、私たちより年上の方々に対して、当時の上司や先輩が指摘した言葉だったんです。どうやら、いつの時代もベテランから見える若者像は変わらないようです。
「ゆとり世代」と揶揄することもあります。しかし、野球の田中将大さん、テニスの錦織圭さん、体操の内村航平さん、ゴルフの松山英樹さん、スケートの浅田真央さん、羽生弦さん、といったアスリートも「ゆとり世代」です。また「TOKYO2020」で活躍しているアスリートは、ほとんどが平成生まれです。
時代を経て変わったのは、若者ではなく、若者に対する「指導方法」なのかも知れません。以前は「先輩のやり方を見てまねろ、盗むんだよ!」などといわれましたが、ご存知の通り、今は通用しません。
介護労働安定センターの調査によると「職場での人間関係等の悩み、不安、不満」の第一位は「部下指導が難しい」でした。「自分と合わない上司や同僚がいる」をも上回っています。
私も最近、研修会社から部下指導をテーマにした登壇依頼を多く受けます(他業界向け)。会場では、世代間ギャップに悩まされているリーダーによる生の声をお聞きしています。受講されるリーダー達も真剣そのものです。
そこで、介護リーダー向け「世代間ギャップを乗り越えた部下指導力強化セミナー」~社会人基礎力編~(仮称) の準備に着手しております。
目指すのは、以下の3点です。
①介護リーダーが、自信を持って部下指導に取り組めること。
②的確な指導により、若者のモチベーションや定着率を向上させること。
③介護リーダーが、指導力にとどまらず「社会人基礎力」強化法を習得し、業務全般の生産性を向上させること。
これにより、介護リーダーが部下指導のにて「金メダル」を取れるよう応援して参ります。この金メダルは、何人でも獲得できます。完成しましたら、改めてご案内させていただきます。
■おわりに
ワクチン不足や変異株の拡大など、いろいろな不安材料はありますが、アスリートによるパフォーマンスを私たちのエネルギーに変え、この難局を乗り越えていきたいものです。では、どうぞ熱中症や感染症に気をつけてお過ごしください。