2025年1月20日
先日、OJT研修研修(オン・ジョブ・トレーニング:部下/後輩育成)に登壇しました。
そこで受講者との間にて印象的なやり取りがあったので、ご紹介したいと思います。
研修が無事に終わり30名ほどの受講者に受講後のアンケートを記入いただいている時、私がポロッと言ったひと言が受講者のみなさんから注目されてしまいました。
何を言ったかといいますと「みなさん、人材育成とは、みなさんの部下/後輩一人ひとりを育成することではありませんからね」と。
受講者のみなさんからは「えっ、そうなんですか?」と疑問の嵐が沸き起こりました。
誤解を恐れず改めて言いたいと思います。「人材育成というのは、一人ひとりを育成することではありません」
では、何でしょうか。「人材育成とは、人が育つ仕組みを作ること。そして部下/後輩をその仕組みに乗せて運用すること」だと信じます。
「仕組み」とは、具体的には人材育成型評価制度、目標管理、育成計画(可視化/共有化)、1on1ミーティングなどなどです。
せっかく一生懸命に育成しても人事異動や離職により、また改めてイチから育成しなければならない場合もあります。
たぶんみなさんも人材育成だけが仕事なわけではないでしょうから、これではやってられません。
最近「とにかく仕組み化」という本が売れています。人材育成に限らず仕事そのものも、再現性がある「仕組み化」を心がけてみませんか。